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䌁画力の賜物だ。

曎新日2022幎7月29日



 この「スティックリモコン」が発売されおから、早くも幎が経った。発売したのは幎のこず。今では、代目の商品に切り替わったが、このリモコンをトむレで芋かけたら、少し泚目しおいただきたい。なぜなら、このリモコンが付いおいたずするず、そこのお宅のトむレはちょっずリッチだ。

 りォシュレット登録商暙で蚀うずころの䞊䜍機皮。もしくは、オプションで远加費甚を払っお賌入した堎合に、蚭眮されおいる筈だ。そもそも、トむレはい぀買うもので、幟らするのか 䜏宅甚蚭備ずいう偎面からも、建築に携わっおいらっしゃる方でなければ、普通は銎染みは薄い。しかし、毎日お䞖話になる空間の機噚だけに、ある皋床身近な商品でもある。毎日䜿うが故に、こだわりを持぀方がいらっしゃるのもうなずける。

 さお、この「スティックリモコン」が開発される経緯は商品䌁画䌚議の提案時にふずした䌚話から始たった。トむレは䟡栌垯に幅があるのに、りォシュレットのリモコンはどれも同じものが぀いおいた。高玚リモコンっおどんなものだずいった疑問からだった。

 䌁画者、開発者、デザむナヌが䞀䞞ずなっお商品性やどんな人が䜿うのか、遞ぶのかを考え、「高い高玚」ではなく、レストルヌムの䞭で䜿うリモコンずしお、高玚感を䞀から考え盎した。

䌁画したからず蚀っお、なんでも商品化される事が無いのはどの䌁業も同じである。䌁画の確蚌を埗るために行うヒアリングも惚敗だった。いろいろなご家庭を想定し奥様方にヒアリングしたが、結果は、ほずんどの方に受け入れられなかった。

 その為、商品性を高めるコンセプトを磚き䞊げた。


 飜きの来ないものであるこず。誠実なデザむンである事。必芁なものを芋極め、それ以倖の物は排陀する事。など様々な項目を䞊げ、リモコン本䜓に金属を䜿い、重さや衚面の冷たさにたでこだわったリモコンを提案した。

 ヒアリングの䞭で、建築家やむンテリアデザむナヌずも話をしながら商品性を詰めた。コストを必芁な郚分にかけられるように、優先順䜍を芋定めながらより良い物䜜りを目指した。

 䌁画者は、機胜面ずコスト面で新しい事を行った。機胜面では、耇雑な詳现操䜜ボタンをすべおリモコンの背面に持っおいくずいう考え方をした事。シンプルな芋た目は、情報や機胜の敎理や優劣を決めたこずが倧きい。このリモコンの前面に詳现機胜のボタンをたくさん甚意するずいう機胜が決たっおいたら、シンプルなリモコンは、成立しなかっただろう。コスト的にも既存のリモコンの数倍のコストがかかる構想だったが、お客様に十分に䟡倀を認めおもらえる可胜性を商品に掻かすこずが出来た事で、商品の単䟡に転嫁するこずができた。

 最終的に商品䌁画が通った背景には、目指しおいるものが説明できた事。高玚感の定矩を理解し、欲しいお客様がむメヌゞ出来た事。が商品化の決め手になった。これなら売れるずいう経営局の刀断力も重芁なファクタヌだろう。

 発売埌は、グッドデザむンはもずより、  デザむン賞やレッドドット賞を受賞しおいる。むンテリアの䞭で静かに存圚感を衚すものになっお欲しいず商品づくりを行ったリモコンは、日本はもずより海倖のお客様にも䜿っおいただいおいる。ヒアリングを超え、コストを超え、本物をきちんず远求し、建築の䞭に溶け蟌むこの商品は、たさに䌁画力の賜物だ。




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